君の名は。を見てからというもの
君の名はを見てからというもの、神道について少々興味が。
小説ではアナザー版として、三葉の父である宮水俊樹が主としての話がある。
この話は宮水俊樹が、いかにして糸守町の宮水神社にやってきたか。また、三葉の母たる二葉との馴れ初め、そして、どのような思いで町長になったのかが書かれている。
その中で、二葉との出会いの中で、宮水神社が神道としてどのような立ち位置にいるのか。その歴史と成り立ちについて考察する場面が出てくる。
これがまた面白い。
これまで神道というものに触れてこなかった自分としては、日本神話の詳しい話は知らない。しかし、古代の人々が何に恐れをなし、信仰をはじめ、どう受け継がれてきたのか。それを現代にある限られた情報をもとに考察していく過程は、ロマンを感じずにはいられなかった。
自分の町にあるいくつもの神社にはどんな歴史があるのだろうか。
もちろん、映画のようにロマンあふれるものが眠っているなど、本気で思ってはいない。しかし、そこに祭られている神様の話や、なぜ、その神様が信仰されているのか。それを知ることは、今いる自分の環境をはるか昔から鑑みることにも繋がるのではないか。
実に興味深いことである。
これを機に、少しは神道に触れてみようかなぁ。